生徒さんのご希望
アメリカの大学に留学中の生徒さんから、学校の試験対策で数学を依頼されました。テストを落とすと卒業に支障があるそうで、学費節約のためにも何としても合格点を取りたい。数学は高校時代から苦手なので教えてほしいということです。テキストは英文の大学で使っているもので、他にオンラインの教材が配布されているとのことでした。出題範囲がかなり広く、理系ではないものの生徒さんは本当に数学が苦手そうでした。アメリカの大学は入るのは簡単でも出るのが大変と聞いていましたが、テキストなどを見て実感しました。
指導内容・予定
テストまでの期間が約一か月と短かったので、生徒さんと先生が都合のよい日を照らし合わせて不定期に授業が可能な日を予定に入れてゆきました。問題は時差です。生徒さんの住んでいる都市と日本は16時間ありますので、生徒さんの夜の時間帯はこちらの翌日の午前中になります。先生は大学や大学院で授業がありますから、先生の空いている時間に授業をしなくてはなりません。幸い東京大学のそばに先生が住んでいたので、授業時間をうまくやりくりできました。時にはキャンパス内から授業することも考えました。また、先生の時間だけでは授業時間が足りなかったので、学習コーチも先生として授業をしました。1回の授業時間が3時間に及ぶこともよくありました。
使用教材・先生
教材は現地大学で使用しているテキストです。手に入れることが手間がかかり、洋書は値段も高いので、生徒さんに写真を送っていただきました。それをこちらで使いやすいように変換・編集し教材として使いました。オンラインで配信される教材はスカイプを使ってこちらでも見られるようにしました。先生は帰国子女で東大を受験して合格した工学部出身の院生の方です。忙しい中時間を見つけて指導してくださいました。また、根気よく指導していただき感謝です。
成果
かなり必死でご指導した成果で、何とか無事に合格点を取ることができました。試験は大学の教室で筆記で行われました。この指導を通して、海外の大学の学習内容でも、語学力と専門知識があればオンライン家庭教師eゼミくんのシステムで十分指導可能であることがわかりました。時差の点はリアルタイムで指導するので、今回は日本の先生で行いましたが、オンライン家庭教師eゼミくんには海外の先生も多数登録しているので、ほぼ同じ時間帯で授業をすることができます。特にヨーロッパは現地の先生で授業することが多いです。