①学校の授業をよく聴こう
オンライン家庭教師eゼミくんでは暗記ではなく考える勉強を重視します。社会(地理・歴史・公民)については予習はあまりしないと思います。その分授業をよく聴いてこまめにノートやプリントに記入していきましょう。書くことは情報の整理と定着に役立ちます。また資料集やグラフにも気がついたことや資料・グラフの意味するところを書きこみましょう。先生のコメントなどは特に注意してメモしておきましょう。近年資料や・グラフをもとにそれが示す事柄を読み取る問題、さらにはそれに基づき自分の考えを書く問題も盛んに出題されています。また、単に受け身の姿勢ではなく、自分なりの興味や疑問を持って授業に参加すると意外と面白いかもしれません。例えば、織田信長がいち早く鉄砲隊を整備できたのはなぜだろうとかですね。
➁テスト前の勉強
⑴ノートかプリントを一読して概略を掴む。
⑵教科書を読む。その際グラフや図にも注意を払いましょう。その資料が何を表しているのか、さらにそれはなぜかまで考えると意外と面白く勉強できます。
⑶教科書やプリント、ノートを基に自分だけの暗記アイテムを作る。社会はやはり暗記科目という面が大きいです。そこで暗記しながら暗記資料を作ります。例えば十分に情報が整理されたノートやプリントがあればそれをコピーして重要部分をチェックマーカーで隠します。緑や赤のシートをかぶせてそれを繰り返し読みながら暗記します。漢字などで答える必要もある場合は書けない漢字は別のいらない紙などに練習しておきます。グラフや図にもチェックペンを引きます。
情報量があまり充実していないノートやプリンとしかない場合は、自分で暗記資料を作ります。ルーズリーフを縦に2つ折りにして左側に要点を書いていき、大事な語句や文の部分を空欄にした問題を書きます。そして右側には、問題の横に答えの語句や文章を書いてゆきます。左側をやや幅広くとって図やグラフも写します。当然重要な語は空欄にします。こうしてテスト範囲のアイテムを作ったらその時はかなりの部分の暗記がもうできています。つまり書いている時から暗記しているわけです。あとは書きあがったアイテムを読み返して暗記を完璧に近づけます。この方法は時間がかかりますから、前日で一気にやることは避けましょう。数日は集中して作ります。しかしかなり高得点が取れることは請け負います。
そこまで時間がない人は要点のまとめの載った教科書対応のワークをやっても良いですが、学校の授業と多少のずれがありますから少々穴がある勉強法です。
③公民は「なぜか」を念頭に
公民では語句の意味が言えるか、つまり「○○とは何ですか?」と問われたときに「○○とは・・・です。」と簡潔に短く答えられることが必要です。その時「なぜか?なぜその制度が作られたのか?」という疑問も常に持つといいでしょう。その答えを探せば制度についてしっかり記憶できます。例えば議院内閣制とは何か?なぜ議院内閣制なのか?にこたえられればその時点である程度理解と暗記ができています。また、18歳になって投票できる時に、自分なりの考えを持って立候補者を選ぶ必要があります。その時に自分なりのしっかりした考えが持てるための基礎を学んでいると考えましょう。つまりあなた自身の権利のために公民の勉強をしています。少しやる気が出てきたら嬉しいです。
④受験勉強は過去問に取り組みましょう。
定期試験で努力して作った暗記アイテムは入試の時にも役立ちます。大抵は前の学年で習ったことや前の試験範囲のことは時がたてばかなり忘れます。そこで以前作ったアイテムが役立ちます。受験が近くなってアイテムを作るのは大変です。ですから定期試験が終わっても、準備で作った暗記用の資料・ルーズリーフは捨てないでファイルにとじておきましょう。それを見返すだけでもかなり記憶が戻ります。さらに入試問題には資料・グラフを読み取る問題や記述である程度の文章を書かせるものもあります。出題傾向を知っておくことは王道です。でもあなたは既に「○○とは何か?」「それはなぜか?」の勉強もしています。あとは回数を5年分はやることとと時間配分に慣れて得点力を上げるだけです。